オンライン活動可能な地方にチャンス!福岡編①:CSエンターテイメント玉井氏に聞く今後の採用計画
北村:はじめに簡単な自己紹介とeスポーツに取り組むきっかけのところから教えてください。
玉井氏:CSエンターテイメント社長の玉井です。よろしくお願いします。 まず、親会社の株式会社愛しとーと、という会社の取り組みがきっかけになります。 この会社は女性の健康と美容を栄養面でサポートする商品の販売を国内と海外で展開するメーカーなのですが、未来あるeスポーツプレイヤーの健康をサポートする目的で昨年eサプリを発売させていただいたのが取り組みの始まりです。
eサプリ
https://www.0120041010.com/lp/e-supple/
昨年、eスポーツ茨城国体をお手伝いさせていただく機会があり、それ以降スポンサー依頼やマネジメントの相談が多く来る様になり、eスポーツプレイヤーのマネジメントを行う子会社となる株式会社CS entertainmentを今年の7月に立ち上げたという経緯です。ですのでゲーミングチームというよりは選手やストリーマーが所属するプロダクションに近いイメージです。
北村:なるほどですね。では現在の取り組み状況を教えてください。
玉井氏:「CODモバイル」の選手が5名、「荒野行動」の選手が1名所属しています。
北村:契約形態はどの様な形式になりますか?
玉井氏:マネジメント契約で固定給+インセンティブという形態です。そのうえで、賞金は100%選手の取り分としております。加えて、ゲーミングデバイスの提供やyoutube配信の際の番組制作サポートなども行っています。
北村:所属選手は福岡在住ですか?
玉井氏:いえ、全員県外です。オンライン活動がほとんどなので居住地には拘っておりません。海外でもいいくらいです。
北村:わかりました。では初年度の取り組み計画や目標をおしえてください?
玉井氏:年内に2チームほど追加を予定しております。現時点でテーブルに上げているタイトルとしてはVAROLANTとAPEX LEGENDSです。
北村:年内に2チーム追加となるとハードなスケジュールだと思うのですが、採用方法含め何かイメージがあれば教えてください。
玉井氏:具体的な採用計画まで落とし込めていない状況です。個人を揃えてチームを作るのか、既存チームをスカウトするのか検討中の状況です。
北村:ではこの記事を読んで売り込みたい選手やチームがいれば玉井社長に直接アタックしてもよろしいですか?
玉井氏:はい。腕に自信がある選手とは全員と話をしたいですね。なんなら俺に会いにこい!っていう感じです。
北村:すばらしいですね。スカウトの際の採用基準や求めるポイントはありますか?
玉井氏:世界に通じるプレイヤーを育てたいので、まずは強いチームを作りたいです。同時に、親会社がメインスポンサーでもあるので「ファンの皆様」「スポンサーの皆様」への感謝の視点で活動できる「プロ意識」のある選手と出会いたいですね。
北村:選手獲得にあたって御社ならではの特徴はありますか?
玉井氏:親会社が女性向けの美容食品を提供する会社なので、「母親目線」で選手を見ている点です。例えば、未成年の選手との契約に際しては親御様のご理解を大切にしてコミュニケーションをとる様にしています。親御様が安心してご子息を預けてもらえるプロダクションを目指しています。
加えて、選手を支える体制にも気を配っています。例えばマネージャーやデザイナーといった後方支援スタッフは正社員として雇用しておりいつでもバックアップできる体制を整えています。
北村:ありがとうございます。最後に選手の募集条項を整理させてください。
玉井氏:プレイヤーは25歳まででFPS系の競技タイトルで大会参加実績のある方、本気でプロ選手を目指す方とさせてください。
Twitterの利用歴は要チェックとなります。ストリーマーもの方々も同様にお待ちしております。選手を支える後方支援スタッフも同時募集します。マネージャーについてはeスポーツが大好きで、大きな愛を持った方。同時にデザイナーも募集しています。フォトショップ、イラストレーターを使えることが最低条件です。事前に作品を見せていただきます。
全国各地からのご応募をお待ちしております。
▼応募先メールアドレス
※スカウトリーグマガジンを見た、と添えてください。
Twitter https://twitter.com/cse_0701
URL: https://csentertainmentinc.studio.site/
オンライン活動可能な地方にチャンス!福岡編②:3R Gaming首藤氏に聞く今後の採用計画
北村:はじめに会社紹介とeスポーツ分野へ取り組まれた経緯からお願いします。
首藤氏:2001年よりPC周辺機器をはじめとした製品の卸や企画販売を行っている福岡の総合商社会社です。現在は光学機器式カメラであるデジタル顕微鏡や季節家電など手広く扱っておりますが、ゲーミングPC周辺デバイスをの取り扱いはじめたことをきっかけにを今後増やしていきたいという所から本格的にeスポーツへの取り組みを始めました。
北村:チームだけでなくスポンサー活動もやっていますね。
首藤氏:はい。スポンサー活動としてはTEAM iXA様やBRACE様を支援しています。基本的には3R Gamingというブランドを広めるための活動です。
北村:なるほど。では他の取り組みを教えてください。
首藤氏:まず企業でのeスポーツ部を立ち上げました。こちらは社員参加で「3R Gaming Lab」という名目で取り組んでいます。
同時に、プロの競技シーンについてはPUBG部門として3R Gaming Lotusというチームを運営しています。選手5人 マネージャー1人 アナリスト1人という構成でPJSのG-1優勝を目指して頑張っています。
北村:3R Gaming Lotusは全員プロ契約ですか?
首藤氏:そうです。専業、兼業様々な取り組みですが、基本は年間での契約です。
北村:全員福岡在住ですか?
首藤氏:いえ、福岡在住は1人で、あとは全国に散らばっています。オンラインでの活動がほとんどなので問題はありません。
北村:取り組んで1年程度と伺いましたが現段階でのeスポーツの取り組みの成果や評価はどの様に考えていますか?
首藤氏:マネタイズの難しさは理解した上で参入しています。よって短期的な収支も大事ではありますが、会社の知名度向上やPRの側面では、TVに取り上げていただいたりラジオ出演させていただいたりと上々な滑り出しだと考えています。
北村:今後の活動計画やビジョンなどあれば教えてください。
首藤氏:今後は独自のオンラインショップの立ち上げやオリジナルブランドの開発を手掛けていきたいと思っております。3R Gaming Lotusのグッズ展開をはじめ自社の強みを活かした事を手掛けたいと思っております。
また、3Rが20年間の取り組みの中でもつ販売チャネルを活かしてゲーミングデバイスの他、eスポーツに関わる製品も増やして多くのメーカー様とビジネスという側面において取引していきたいと思っております。
場合によっては弊社で仕入を行いメーカー様の製品をPRしていくことも考えております。
スリー・アールシステム株式会社ECサイト
https://cocoromi-club.com/
北村:なるほどですね。ではチームの追加や採用計画などを教えてください。
首藤氏:新チームを増やす事は課題にしています。ただ、どのタイトルで、いつ、何人くらいの採用といった所までブレイクダウンできてない状況です。
ですので、スカウトリーグの様に効率的に採用計画を進めることのできる取り組みはありがたいと思っています。
北村:ありがとうございます。では方向性や採用計画のイメージで言葉にするならばどの様な取り組みが考えられますか?
首藤氏:あえてイメージを言うならば、ターゲットはFPS(VAROLANTもしくはAPEXLEGENDS他)もしくはスポーツ系を視野に入れていますが、ユニークな取り組み方法や、私たちが気づいていないタイトルがあれば都度検討していきたいですね。
ですので、採用方法もフランクに考えています。まだプロチームと契約していないアマチュアチームや、契約更改を控え移籍先を探すプロチームのスカウトもあると思っています。同時に3R Gaming の知名度を上げてくれるストリーマーも獲得する必要があると思っています。
北村:ありがとうございます。チームごとスカウトする意向があるのは選手からすれば朗報ですね。スカウトリーグのトライアウト大会は年内はまだテスト運用で多くの大会を開催出来ないのですが、この取材記事を読んで御社に売り込みたいチームはどのようにアプローチするのがベターですか?
首藤氏:こちらのサイトから私宛に「スカウトリーグマガジンを見た」といって問い合わせフォームより連絡してください。
URL https://3r-gaming.com
北村:ちなみに採用にあたっての評価基準はありますか?福岡や九州在住にこだわるとか?
首藤氏:選手の居住地域にはこだわっていません。オンラインでコミュニケーションできる事は実証できていますので。
あえて課題を言うならば、昨今話題となっている、eスポーツプレイヤーの私生活やSNS上でのトラブルがスポンサー企業へのリスクにつながる状況を見て、この領域の管理をどこまで徹底できるか?という点が課題であり、採用面でのチェック項目になります。
ですので、企業(スポンサー)の看板を背負って活動出来る「プロの自覚」を持った選手やチームと出会いたいですね。
北村:ありがとうございます。最後に御社にコンタクトしたい選手にメッセージをお願いします。
首藤氏:純粋に日本のeスポーツ業界を盛り上げたいと思って参入しました。その大きな視点な中で3R Gaming を共に大きくしてくれる選手やチームに出会いたいと思っています。
そのためには日本一を取れるチーム作りたいと思っています。
我こそは!という方はよろしくお願いします。